「骨の成長に必要な栄養といえばカルシウム」 と誰もが思い浮かぶほど、カルシウムは骨にとって大切な栄養素です。
それでは、カルシウムさえ補給しておけばよいのでしょうか。
答えは NOです。
健康な骨づくりのためには、「カルシウム」「タンパク質」「ビタミン D」「ビタミン K2」等のの栄養素をしっかりと摂取して、カルシウムを体内できちんと吸収し、 骨への沈着を促すことが大切です。
骨の主成分は、「カルシウム」と「タンパク質」です。
骨の中の無機質(主にカルシウムとリン)の量を「骨量(骨塩量)」といい、単位体積内の骨量を「骨密度」といいます。
骨芽細胞と破骨細胞の活動性のバランスがくずれ、骨を溶かす働きの方が強くなると、骨密度が減少して骨粗鬆症になります。
また、「カルシウム」はあらゆる細胞の機能や神経の伝達に不可欠な物質であるため、常に血中に一定濃度が保たれている必要があります。食事からのカルシウム摂取が不足した場合には、骨を溶かしてカルシウムを取り出して使います。このため、カルシウムが不足すると骨や歯がもろくなりやすくなります。
「カルシウム」や「タンパク質」を多く含む食品は、乳製品、小魚や小エビ等の骨まで食べられる魚介類、モロヘイヤ、小松菜、水菜、昆布等の野菜や海藻類になります。
骨の健康に役立つ脂溶性ビタミンです。
腸管からのカルシウムとリンの吸収を助け、血液中のカルシウム濃度を高めて骨の形成や骨の石灰化を促進します。
また、食品から摂るほかに日光を浴びることで体内合成することもできます。
ビタミン D が不足すると、子どもの骨の成長を妨げる要因になったり、高齢者の骨粗しょう症の原因にもなります。
「ビタミンD」を多く含む食品には、動物性:ビタミンD3では、サケ、マグロ、サバなどの脂肪性の魚および魚類肝臓、牛のレバー、バター、チーズ、卵黄などで、植物性:ビタミンD2では、きのこ類になります。
微生物により作られ、骨の強化に役立つ脂溶性ビタミンです。
骨形成の際に必要な「オステオカルシン」というタンパク質にも関係しています。
また、ケガをしたときには傷を塞ぐ血液凝固作用があります。
不足すると出血を起こしやすくなったり、骨粗しょう症の原因にもなります。
ビタミンKのうち、ビタミンK2は栄養状態をより長く維持できると言われています。
ビタミンK2を多く含む食品は、発酵食品の納豆には特に多く含まれます。
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