新型コロナウイルス対策を厚生労働省に助言する専門家組織の1月13日の会合で、
厚労省は、新型コロナに感染した人のうち、変異ウイルス「オミクロン株」の疑い例が全国で8割を占めたことを明らかにしました。
感染症自体がこの世界からなくなるわけではないので、
私たちはたとえ感染症に感染しても症状を悪化させないために、個々が日々免疫力を上げておくことが必要でしょう。
免疫力を上げるためには、腸内環境を整えるバランスのとれた栄養摂取を心がけたり、質の高い睡眠をとったり、
適度な運動をしたり、ストレスを抱え込まない生活スタイルにしたりと以前からお話してきましたが、
本日は私たちの免疫力を高めることを可能にする「自律神経のバランスを整える目的での呼吸法」を紹介します。
ところで、皆さんは呼吸を意識していますか?
普段はほとんど意識せず、何気なく息を吸って吐いているだけと思いますが、呼吸は私たちの心身の状態と深い関係があります。
私たちの生活の中で、意識しないで勝手に調整されている働きはたくさんあるわけですが、呼吸もそのひとつです。
体温、免疫、食べ物の消化や心臓の動きなどは、自律神経が自動的にバランスを保ってくれているのです。
そして、自律神経が調節している働きの中で、自分の意志でコントロールができるのは呼吸だけです。
ですから、「自律神経のバランスを整える呼吸」をあえて意識して自律神経に働きかけることにより体調をよくして同時に免疫力を上げることも可能なわけです。
それでは、是非チャレンジしてみてください。
【リラックスしながら自律神経を整える呼吸】
① 背筋を伸ばして胸を軽く開き、鼻からゆっくりと息を吐いていきます。お腹の中の空気をすべて出すイメージで、おへそが一番へこむところまで息を吐き切ります。
② へこませたお腹を緩め、鼻から息を吸っていきます。少しずつお腹に空気を送り込むように、3~8 数えてゆっくり吸います。お腹がだんだんとふくらんでいくことを確認しましょう。
③ 6~16 数えながらゆっくりと口から息を吐いていきます。お腹の中の空気をすべて出し切るメージでおこないましょう。
ここでゆっくりととは、吸った数の2倍から3倍の時間をかけてという感じです。
①~③までを、数回繰り返します。
【リラックスしながら交感神経(頭は冴えさせたい)のレベルも上げたい時の呼吸】
スマホを見て猫背で悪い姿勢をしているとき無意識にしている呼吸はほぼ口先だけで行うようなとても浅い呼吸なのですが、
こんな方々にも是非1日1回でもいいもで、姿勢を正して試してほしい呼吸法です。
① 息を完全に吐き切る。
② 鼻から息を吸いながら3~8つ数える。
③ 息を止めて2~7(吸った数マイナス1を目安に)数える。
④ 6~16(吸った数の2倍を目安に)数えながら息をゆっくり吐き出す。
★ ちなみに、当院で施術を受けたあとは自然に腹式呼吸ができていることに気づかれることでしょう。
悪い姿勢でゆがんだ身体では良い呼吸はできません!
良い呼吸法が無理なく自然にできる身体になりたい方はぜひ、勝田整体治療院にお越し下さい!!