東洋医学では、自然界の陰陽に従って身体の陰陽も変化していくと考えます。
そのため季節によって身体に適する食材も変化していくわけです。
秋の初めは残暑と乾燥の影響により、津液不足となるため、
涼性で甘味・苦味の食材で津液不足を予防するのがよく、
晩秋には、温性で辛味・酸味で温肺滋潤作用の食材を用いて、
肺を補養すると言われています。
体内の乾燥(津液不足)を防ぐ目的で、
あわ・ぶどう・柿・いちじく・かりん・金柑・大根・蓮根・牛乳・卵・豆腐・貝類等で食養し、
身体を温め、肺気を養う目的で、
もち米・うるち米・クルミ・栗・銀杏・きのこ・いも・かぶら・蜂蜜・鶏肉等で食養するのが良いそうです。