陰陽論とは東洋医学の根幹をなす理論であり、森羅万象ありとあらゆる事象を、その時処位に応じて、すべてこの陰と陽の二つに配し関係付けるものとされています。
上下・前後・表裏・明暗・寒暖・動静・昼夜・内外・乾湿・大小・軽重・硬軟・強弱・攻防・生死・剛柔・勝敗・勝負・夫妻・親子・父子・母子・兄弟・姉妹・男女・日月・晴雨・春秋・東西・南北・背腹・天地・開閉・有無・真贋・真偽・清濁・加減・増減・賢愚・遠近・今昔・緩急・難易・是非・授受・美醜 ・・・ ・・・ 等々。
このように、陽があれば陰があり、陰があれば陽があり、
陰と陽の互いが存在することですべての事象が成り立っています。
ただ、一方がなければもう一方も存在し得ないということに過ぎず、陽が「善」で陰が「悪」とする善悪二元論でもなくて、
陰は陽があって、陽は陰があって一つの要素となり、陰と陽の二つが調和して「中庸(陰陽バランスの取れた状態)」の状態となり初めて秩序が保たれているわけです。
たとえば、自分が健康であることは、自分の周りにあり、自分に影響を与える外的な事象を中庸にした健康になりやすい環境の中で、更に自身の状態を中庸にする事、そしてその事を客観的に捉えることが出来る自身である事と考えることも出来ますね。
陰陽のバランスを取りいつまでも健康でいるために・・・