人間の身体は私たちが摂取した食べ物からできています。
身長を伸ばすために必要な栄養素を身体に取り入れなければ身長を高くすることもできません。
特に身長を伸ばすために絶対必要な3つの栄養素があります。
その3つの栄養素は、「タンパク質」・「ビタミン」・「ミネラル」 です。
来院したお子さんとそのお母さまとの会話の中で、お子さんが参加するスポーツクラブで定期的に体重測定検査があり、
その時体重を増やさないと監督に怒られるので、お子さんが大好きなコーラと菓子パンをたくさん食べさせているという話を聞いたことがあります。
またクラッシックバレエで体重を増やせないから毎日サラダとおにぎり一個だけとか・・・。
極端な話かもしれませんが、当院で私が聞いた実際の話です。
これでは、成長期に身体を作り上げるための栄養素が不足するわけですから身長を十分に伸ばすこともできません。
また、身長を高くするために必要な栄養素はと聞いたとき、一番初めに帰ってくる言葉がカルシウムでしょうか。
カルシウムは栄養素のミネラル類に属し、骨を丈夫にする栄養素です。
しかし背を伸ばすためにはそれ以外の栄養素も必要です。
例えば、海藻類やナッツ類に多く含まれるマグネシウムはカルシウムを骨に定着させるのに必要な栄養素となります。
骨を丈夫にするのがカルシウムだとすれば、骨を伸ばす栄養素は何と言ってもタンパク質です。
タンパク質は筋肉や血液を作るだけでなく身体のほとんどのパーツ作るために必要な栄養素になります。
骨を伸ばす成長点である骨端軟骨でも骨芽細胞が新しい骨を作り上げていくための材料であるコラーゲンもタンパク質から生成されます。
タンパク質は肉や魚からの動物性タンパク質と大豆などの豆類からの植物性タンパク質を十分に取り込みましょう。
カルシウムを骨に定着させるためにマグネシウムは必須ですが、それに加えて、身体に吸収されにくいカルシウムの吸収率を高めるのがビタミンDになります。
カルシウムが体外に排出されるのを防いだり、骨端軟骨での骨代謝を助ける働きもあります。
ビタミンDは、青魚やキノコ類に多く含まれています。
魚にはビタミンDだけでなく、タンパク質も豊富で、EPAやDHAといった身体に良いとされるオメガ3系の脂質も摂取できるので、おすすめです。
そして、ビタミンB群は身体に取り込んだ栄養素をエネルギーに変えるのに重要な栄養素となります。
タンパク質がエネルギーとして使われるのに必要なのがビタミンB6です。
ビタミンB6はタンパク質をアミノ酸に分解したり、アミノ酸を別のアミノ酸に組み替えたりすることを補助するので、
不足するとタンパク質をエネルギーとして十分に利用することができなくなります。
また背を伸ばすのに必要な栄養素でも知られるアルギニンもアミノ酸(タンパク質)です。
アルギニンは肉や魚や大豆から摂取することができます。
このように身長を伸ばすための身体の材料となる栄養素が「タンパク質」、
それを手助けする触媒の役割をするのが「ビタミン」「ミネラル」だとお考え下さい。
結局!身長を伸ばしたい方は、食事毎に、
肉・魚・大豆製品から「タンパク質」、野菜・果物・海藻・キノコ類から「ビタミン」「ミネラル」をしっかりと摂取してください!(もちろん加工食品は含みません)
勝田整体治療院では、身長を伸ばす整体と同時に健康になるための食習慣の改善のご提案も致します。