今年の中秋の名月(満月)は9月14日、あいにくの天候で横浜では拝むことができませんでした。
人間や動物や植物など、地球上の生命にとって太陽の存在は不可欠です。
太陽の光や熱などのエネルギーがなければ、地球上の生命は生きていくことはできません。
それでは月の影響はどうなのでしょうか?。
もちろん月が持つ働きも、地球の生命に不可欠なものとなっています。
たとえば、サンゴやイソメやゴカイやカニの仲間などは満月や新月の夜に一斉に産卵を行うと知られています。
潮の干満は地球の生物に大きな影響を起こしていますが、これを起こす最大の原因は月の持つ引力なのです。
月の引力は、月に面した地球表面で最大となり、その裏側の表面で最小になります。
そのため、月のほぼ真下の海面では、海水は月の引力に引きつけられ、盛り上がります。
反対側の海面では、地球の公転の遠心力が月の引力より大きくなり、海水を月から離れる方向に押しやります。
こうして海水が集まった場所で満潮となるのです。
そして、その中間の海面では海水が減って干潮となります。
こうした潮の干満は、地球の自転によって1つの場所で1日に2回起こります。
月の引力の影響が大きい潮の干満ですが、太陽の引力も影響しています。
満月や新月のころになると、太陽と月と地球は一直線上に並ぶため、月と太陽の力が合わさり潮の満ち引きが大きくなり「大潮」となります。
逆に半月のころになると、太陽と月は地球に対して直角になるため、おたがいの力を打ち消し合い、潮の満ち引きも弱くなり「小潮」となります。
このように潮の満ち引きは、月と太陽の位置によって変化するのです。
満月の日には、出産が増えたり(この話は良く聞きます)、情緒不安定になる人が多いという報告もあります。
科学的根拠が示されている訳では無いので、真偽のほどはわかりませんが、
人間にも何らかの影響は必ずあるのではないかと考えています。
皆さんはどうお考えでしょうか……?