昔から「寝る子は育つ」と言われてきました。
このことわざも、成長ホルモンの分泌という観点から見て、科学的にも間違いでないことが分かります。
成長ホルモンは、睡眠時に多く下垂体前葉より分泌されるホルモンで、
生理作用として、成長期に骨端の軟骨細胞の分裂・増殖を促し、骨を伸張させたり、
特定のアミノ酸の取り込みを促し、タンパク質合成を促進して筋肉の成長させる作用があります。
特に、成長期においては成長ホルモンの分泌量が増加するため、骨の成長や筋肉の発達に大きな影響を与えます。
したがって成長期において、質の良い睡眠をとり十分な量の成長ホルモンが分泌させてあげることが、
身体的発育(身長を伸ばすため)に必要不可欠となるわけです。