ホルモンは、体の健康維持のためいろいろな機能を調節する働きがあります。
現在、体の中には100種類以上のホルモンまたはホルモン様のものがみつかっていますが、
それぞれが決まった役割を果たすことで、私たちの体は正常に保たれています。
成長ホルモンはその言葉からも分かるように、“身長を伸ばすホルモン”としてよく知られています。
幼児期に骨端の軟骨細胞の分裂・増殖を促し、骨を伸張させたり、特定のアミノ酸の取り込みを促し、タンパク質合成を促進して、筋肉を成長させたりします。
また、成長ホルモンにはもう1つ重要な役割があります。それは、身体の代謝を促進する働きです。
炭水化物、タンパク質、脂質の代謝を促進したり、肝臓でのグリコーゲン分解を促し、
抗インスリン作用を持つため、血糖値を一定に保ったり、カルシウム濃度などを一定に保ち、体内の恒常性を維持したり、エネルギー不足の状態の時、脂肪組織から遊離脂肪酸の形で放出させる作用があります。
私たちが生きていくためには、体内でエネルギーをつくることが欠かせませんが、成長ホルモンはその過程で大切な役割を担っています。
したがって、成長ホルモンは、子どもから大人まで、あらゆる年齢に必要なホルモンなのです。
ここで重要なことは、子供の成長や創傷治癒、肌の新陳代謝は睡眠時に特に促進されるため、
睡眠中に2時間から3時間の間隔で下垂体前葉より分泌される成長ホルモンを正常に分泌させるためには、十分に質の高い睡眠をとることや、適度な運動、しっかりとした栄養が必要になります。
そしてもちろん、歪みのない骨格で正しい姿勢で入れることも重要な要因となります。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。