竹は成長がとても早く、春先に地面から筍として顔を出し成長して竹となり50~60日で最大長に達してしまいます。
1日で1m以上伸びることもあるようです。
竹が早く成長する理由として、成長する箇所が複数あるその構造にあります。
多くの植物は、茎の先端に成長点があり、ここで活発に細胞分裂が行われ上に伸びていきます。
ただ、竹には節があり、すべての節には成長帯と呼ばれる帯状の分裂組織があり、ここでも細胞分裂が行われます。
一般的には、一本の竹には約60個の節があるといわれていて、各々の節は同時に成長し、
まるで提灯を広げるように、一気に背を伸ばすことが出来るのです。
だから一日1m以上も背を高くすることも可能なのですね。
この節は筍の時からすでに備わっていて、成竹になっても節の数が増えることはありません。
(筍のとき節の数が60個ならば成竹に成っても節は60個。)
さて、竹は他の植物より明らかに背を高くする能力に長けているのですが、
この構造が、人間の背骨に似ているのです。
関節部や中空部に相当する部分は無いのですが、竹の節と節の間を椎骨(背骨の骨の一つ)と考えてください。
まさしく人の背骨も力強く背を高くする構造を持ち合わせているのです。
人間の場合、成長期は竹よりもずっと長く続きますので、その間、成長に必要な栄養素をしっかりと送り込んであげる事と、
成長しやすいように、姿勢に気をつけたり、適度な運動をしたり、質の高い睡眠をとったり、ストレスを溜めない規則正しい生活を送るなど成長しやすい環境を整えてあげることが必要となります。
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