東洋医学では、自然界の人間が感じうる大気の状態を六つに分け、
この六つの大気の状態を、風・寒・暑・湿・燥・火(暑が更に極まったもの) の「六気」としました。
もちろんこの「六気」は、通常人間にとっては必要不可欠なものであるはずですが、
「六気」が多すぎたり、不足したり、身体が「六気」に対して著しく抵抗力をなくしたときは
「六気」は「六邪(六淫)」と言うものに姿を変え病気の原因となるといわれています。
「六邪」は、口、鼻、皮膚から体内へ侵入してきます。
正気が強く健康であれば、「六邪」を排除して病気にならないのですが、
「六邪」の方が、正気に勝ってしまうと発病するということになります。
古代中国人は「六邪」と季節との関連性を説くことにより、病気の状態や概念の説明をしてきました。
(「風」は春、「寒」は冬、「暑」は夏、「湿」は梅雨(長夏)、「燥」は秋、「火」は暑がきわまったもので季節性はなし。)
しかし、抽象度を変えれば、一日の時間による温度変化や居住地の気候特性、室内環境等とも関係があることになります。
これからの季節は「湿邪」と「暑邪」に、気をつけるというのが大きな捉え方ですが、
冷房温度を極端に下げ、風量も強くしていれば、「寒邪」や「風邪」や「乾邪」に侵される可能性もありますし、
冷房は嫌いだから使用しないで窓を閉め切っていれば「火邪」に侵されてしまうかもしれません。
そのような状況に陥らないために、
自分と自分の周囲を止観でき、自分を包んでいる大気の状態をも敏感に感じ取れる、
「六邪」に侵されない健康な身体(正気に満ちあふれた身体)を目指される方は、
是非、勝田整体治療院へお越しください。
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